雑食系地方大学生の本棚

【読書日記】【自分に合ってそうな本だ!なんて発見があればいいなぁ】【雑食系= not 偏読】

《ブログ副テーマは「ゆるく生きる」》 《読書と関係ないこともつぶやくかも?》

『伝え方が9割』『伝え方が9割②』(佐々木圭一)

 

私的解釈:【周りの人の「やる気」を引き出せるようになるための本】

 

誰かに頼みごとやお願いをしないといけない場面って多々ありますよね

仕事上でも私用でも

 

そんなとき、相手が喜んで引き受けてくれるとしたらどうでしょう

例えば、お願いの内容が業務であれば

・やらないければいけないことに対して前向きに相手も取り組めるから、相手にとってもプラス

・イヤイヤやるよりかは成果も大きなものとなるはずなので、チーム(自分と相手が所属する集団)としてもプラス

人に”お願い”をする際にポジティブな伝え方ができれば、双方のメリットになりそうですね

 

どうすればそのような伝え方ができるのか

そのヒントを示してくれているのがこの本です

 

 

「ノー」を「イエス」に変える技術

 

・基本的なステップ

①自分の頭の中をそのままコトバにせず

②相手の頭の中を想像し

③相手のメリットと一致するお願いを作る

 

・相手のメリットを考える7つの切り口

 

相手の「いいよ!」を引き出すために必要なこととして、この2つが具体的なエピソードと一緒に紹介されています

 

【上記の技術を使った言い換えの具体例】

・「レポートの提出、延期させてください」

 → 「クオリティを上げたいので、粘ることできませんか?」

・「デートしてほしい!」

 → 「君が好きそうなすごく美味しいパスタ屋さんがあるんだけど、一緒に行かない?」

・「残業をしてほしい」

 →「キミのアイデアがとても刺さるんだよ。これ手伝ってくれないか?」

 

他にもいくつもの言い換えの例が実際のエピソードとともに紹介されているので、具体的でわかり易い内容でした

 

 

「強いコトバ」を作る技術も

著者は元博報堂社員のコピーライター

テレビのCMなどで使われるキャッチフレーズに用いられる技術を

【人を感動させることのできる「強いコトバ」の8つのレシピ】

として紹介しています

 

オバマ大統領のスピーチにもこれらのレシピが随分と利用されているそう

 

 

 

 

やる気を引き出す伝え方

 

この記事では、お願いを聞いてもらうための技術、的な書き方をしてるかもしれません(し本の中でもその観点から書かれている記述が多い)が、冒頭の私的解釈に記述してある通り、

「人のやる気を引き出す伝え方」

が学べる本でもあると思いました

 

 

人の心を動かす「伝え方」や「コトバ」って、すごく大事ですよね

日常のコミュニケーションで信頼関係をコツコツと築いていく

チームを鼓舞する強いコトバでリーダーシップを発揮する

ビジネスの場にもすごく活かせる本なんじゃないかと思います

また、大学生で言えば特に、人を巻き込む力が必要とされる、チームを引っ張っていく立場に属する人たちにとって非常に参考になる本なのではないでしょうか

 

ちなみに、『伝え方が9割』『伝え方が9割②』と2冊ありますが、②の内容が前書の内容に新しい項目を加筆したものとなっているので、②の方を1冊買えば両書のエッセンスは学べます

 

伝え方が9割

伝え方が9割

 

 

 

伝え方が9割 2

伝え方が9割 2